子供が4歳になりました!
撮りためた写真や動画は数え切れませんが、半年に一回ぐらいのペースでまとめて外付けHDDに保存しています。
これで子供の動画や写真の保存方法はバッチリ!
子供が大きくなった時にもいつでも見返す事ができると思っていましたが、
これが大間違い!
大切な写真や動画、長期保存はHDDではダメだという事がわかりました…
HDDやSDカードにも寿命があるので、現実的に家庭での写真や動画を長期間保存するに最適な方法を探ってみました。
HDDやSDカードの寿命は?
そもそもの事の発端は、HDDやSDカードの寿命が実は短いという事。
どのぐらいなのか?というと、こちらのサイトを見てみたところ、
- SDカードなどのフラッシュメモリ:5〜10年。
- パソコンのハードディスクや外付けHDD:3〜5年
という事なんです。
わが家で子供が産まれた頃から使っている外付けHDDに保存しているデータは、子供が4歳という事は、
そろそろヤバイ!
という事になるんですね。
メモリの寿命が短い理由などの難しい話は置いておきまして、平均的にはそのぐらいの期間しか保存できない事を認識しておきましょう。
子供の写真、できれば半永久的に保存したいと考えるパパさんママさんは多いと思いますが、では家庭でできる写真保存のベストな方法を考えてみたいと思います。
写真や動画のバックアップについて。
まずはデータのバックアップについて、ちょっと語ってみたいと思います。
そもそもバックアップとは、保存するデータと同じデータをもう一つ、別のメディアにも保存しておく事です。
つまり、保存用とバックアップ用の2つのデータをとっておく事ですね。
そんな訳で、多くの家庭の場合には、iPhoneなどのスマホやデジカメ、ハンディカムの動画データを外付けHDDにバックアップすればオーケー。
というのが普通の人の考え方で、これまでの僕の保存方法もコレだったんですが、
そもそもこれも間違い。
iPhoneなどの本体の中のデータは、当然、本体の寿命が来ると無くなるものだし、機種変更したらないがしろに扱っていませんか?これではこのデータは保存用ではありません。
デジカメやハンディカムのSDカードに至っては、容量が無くなればHDDにデータを保存したらフォーマットして消してしまっています。
つまりバックアップと思っていた外付けHDDのデータが保存用のマスターデータ。
だからこれをコピーしたものがバックアップ!という事。
保存用のデータを2つ以上持っておく事が、バックアップをちゃんと持っているという意味になります。
保存先に最適なメディアは?
そして問題が、
- この外付けHDDの寿命が短いという事。
先程のサイトを参考にしてみると、長期保存に最適なメディアは、
M-DISCと呼ばれる長期保存用光ディスクです。
光や熱、湿度などにも強く、耐用年数は100〜1000年?!と開発サイドは申しておりますが、本当かどうかは1000年経たないとわかりませんね。
まぁ家庭用のデータなら充分な期間の長期保存が可能でしょうし、人間の寿命より長いので、半永久的な保存ができると考えて良いでしょう。
M-DISCに書き込みするには?
このM-DISCには、DVDとBlu-rayがあります。流通が多いのはBlu-rayの方ですし、容量が大きく、100GBというのもあります。
そしてDVDもBlu-rayも、M-DISCへの書き込みには、専用のドライブが必要になります。
もしかしたらパソコンのドライブが対応しているかもしれませんが、わが家のパソコンのDVDスーパーマルチドライブは非対応。
なのでM-diskが使える外付けのドライブを購入する必要があります。
M-DISCに書き込みができる外付けドライブを検索してみると、DVDドライブの方は意外にも安く購入することができます。
でもどうせならBlu-rayにした方が、先々を考えると得策でしょう。
おすすめの外付けブルーレイドライブはこちら。
書き込み用のディスクに関しては、書き込みの速度などを考えると、100GBというのはちょっと時間がかかりすぎますし、データの整理という点でも、容量は50GBがベストではないでしょうか?
ちなみにM-DISCでも読み込みは普通のDVDドライブで可能です。
今後、どんな記録メディアが登場してくるのかわかりませんが、M-diskを含めたブルーレイやDVDに記録したデータの読み込みができるハード(パソコンなど)が無くなる事はしばらく無いでしょう。
現時点では、子供の写真や動画など、失いたくないデータの長期保存にはこれがベストなのではないでしょうか?
外付けHDD2台に保存。
もう一つ、1番簡単なバックアップの方法は、同じデータを2台のHDDに保存する方法ですね。保存用とパックアップ用のHDD。
本来のバックアップというのはそういう事です。
長期保存用には、先程のM-DISCが最適だと思いますが、一つデメリットは、M-DISCに保存した場合、後から書き込んだデータを整理することができません。
保存した写真や動画などのデータを後から整理したい時には、やっぱりHDDに保存するのが便利な保存方法です。
2台のHDDが同時に故障する確率となると、かなり低いですからね。
1台のHDDが故障したら、新たにHDDを購入して、正常な方のHDDをコピーする。
そうしておけば、寿命の短いHDDでも、長期間、データを失う事はないでしょうし、金額的な負担も大したことないですね。
ただし、コピーの失敗などのリスクもあるので、用心深い方は3〜4台のHDDに保存しているようですよ。
パックアップ用にHDDを丸ごとコピーする方法はコチラ↓
写真はプリント!アナログ保存の重要性。
さて、動画ではなく写真に限った場合ですが、もう一つ大切な事。
アナログな事ですが、
写真はプリントしてアルバムなどにしていますか?
何かあった時に、最も写真が残る確率が高いのは、ちゃんとプリントした写真です。
震災の時にもそうであったように、現像した写真は、例えその一部であれ、残ってくれる確率が高いですね。
ただし、自宅のプリンターで印刷した写真ではなく、現像した写真。
銀塩プリントと呼ばれる、昔ながらの方式でプリントされた写真は、インクジェットプリントと比較すると、耐久性がまるで違います。
特に耐水性の面では、インクジェットプリントされた写真はとても弱いので、自宅のプリンターで印刷した写真は、少し濡れただけで色が滲んでしまいませんか?
銀塩プリントされた写真をアルバムにして保存すると、かなりの年数の保存が可能になる事は、古い写真がたくさん世の中に残っている事からも証明されていますね。
アナログですが、とても重要で大切な写真の保存方法かもしれません。
銀塩プリントはどこでできるの?
では銀塩プリントがどこでできるのか?
特別変わったことはありません。
写真店に注文しても良いですし、ネットプリントの多くはこの銀塩プリント方式で印刷してくれます。
中には業務用インクジェットでプリントするところもあるので確認する必要がありますが、おすすめはやっぱりフジカラー!フジカラー純正仕上げで銀塩プリントしてくれるコチラがおすすめです。
【DPE宅配便 らくらく写真プリント】は、写真印画紙を使いプリントする銀塩写真(フジカラー純正仕上げ)ですので発色がよく、インクジェットプリンタ特有のドットやにじみもありません。
インクジェットプリンターで写真印刷をするコストは、実は20円ほどかかるので、こういったネットプリントは、実は断然お得なんです。
まとめ。
子供の写真や動画、撮っただけで満足していませんか?
子供の写真や動画を長期保存するのに最適な保存先は、M-diskというディスクに保存する事です。
もう一つ補足しておくと、動画は普通のDVDプレーヤーでも再生できる形で保存しておいた方が、サイズは大きくなりますが、後々に見る時には楽かもしれません。
そして1番簡単な方法は、外付けHDDを複数台利用して、ちゃんとした意味でバックアップを取っておく事。
最後に大切なのが、写真は写真屋さんで現像(銀塩プリント)したものにしておく事。
スマホで撮ってスマホで見る。確かに短期的に見ると、と〜っても気軽で便利です。
でも何のために撮影しているのか?
子供が大きくなった時にも見せてあげたい写真や動画を、何年も先まで保存する方法についてお伝えいたしました。
撮りためた子供の写真は何のために撮っているのか?もう一度考えてみてくださいね。
データが消えてしまってからでは遅すぎる写真や動画の保存。
定期的にこまめにチェック!
でないと悲惨な事が起きるのは、すぐ目の前かもしれません。
そして、写真はやっぱり写真屋さんで現像するのが長期保存の意味でも理想です。
ネットプリントで気軽にできますし、アルバムも100年台紙なんて優れたアルバムもありますからね。
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