Adobe CCの長年の利用者として、Adobeの料金って長期割引は無いのかな?と、いつも思いながらフリーランスのクリエイターとして活動しています。今回の記事ではAdobe Stockの無料素材を効果的に活用する方法についてお伝えします。
動画にしろ静止画にしろ、制作の現場ではAdobe Stockの無料素材がクリエイティブなプロジェクトにどれほど役立つかを痛感しました。特に、デザイン作業においては素材の選定が重要であり、Adobe Stockは優れた素材の取得場所となっています。
実際に僕がプロジェクトでAdobe Stockの無料素材を使用した際、制作の効率は格段に向上しました。例えば、クライアントが特定のイメージを求めていたとき、Adobe Stockの広範なコレクションからピンポイントで素材を見つけ出すことができ、これにより、クリエイティブな要望に迅速に対応できました。
また、無料素材を使うことでプロジェクトの予算も節約できます。通常、高品質な素材を手に入れるためには膨大な費用がかかりますが、Adobe Stockの無料素材を利用することでクオリティを維持しながら予算を抑えることができます。
「adobe stock、無料素材、使い方」に焦点を当てながら、フリーランスクリエイターとしての実体験や具体的な例を通じてわかりやすく伝えていきます。素材の活用方法をマスターすることで、プロジェクトのクオリティと効率を向上させ、クライアントの期待に応えることができるでしょう。
Adobe Stockとは、Adobeが運営するロイヤリティフリーの素材サイト
Adobe Stockというのは、Adobeが運営するロイヤリティフリーの素材サイトです。写真、ベクター画像、イラスト、ビデオ、テンプレート、3Dアセットなど、様々な素材が提供されています。
ちなみに、「ロイヤリティフリー」とは、一度購入すればずっと使えて追加の課金が発生しないという意味合いです。
料金が高いというイメージがあるかもしれませんが、Adobe Stockには無料で商用利用できる素材もけっこう豊富にあります。2020年10月14日からは、約7万点もの写真、イラスト、テンプレート、3D、ビデオなどが商用利用可の無料素材として提供されています。
これらの無料素材はAdobe Stock支援プログラムと関連して、サービス運営元であるAdobe社がクリエイターから買い受けて無料提供しています。こうした取り組みによって、素材を使う方々やクリエイター同士がお互いにサポートし合える仕組みが整っているんです。
Adobe Stockのフリー素材の使い方
それではAdobe Stockのフリー素材を使う方法を実際の流れと共にご紹介していきます。
*ドロップダウンで無料素材に絞って検索も可能
- 無料素材のページへアクセスする: 最初にAdobe Stockの公式サイトにアクセスし、「無料コレクション」ページに移動します。通常のAdobe Stockページからも無料素材へのリンクが用意されていることがあります。
- ライセンスを購入(無料取得)する: このページで欲しい素材を見つけたら、その素材を選択し、「無料でライセンス」などのボタンをクリックします。これによって、その素材のライセンスを取得する手続きが始まります。
- 会員登録をする: AdobeのID(アカウント)を持っていない場合は、会員登録が必要です。会員登録の際には、基本的な情報や本名を登録します。この時点では、クレジットカード情報は求められないため、気軽に登録できます。
- ライセンス取得: 会員登録が完了したら、再び欲しい素材の「無料でライセンス」をクリックします。これにより、選択した素材に関するライセンスが取得され、ダウンロード可能な状態になります。
- ダウンロード: ライセンス取得が完了したら、再び素材のページに移動し、「無料でライセンス」をクリックすると、素材がダウンロードでき、パソコンののローカルファイルに保存されます。またダウンロードされた画像には、「ライセンス取得済み」と表示されます。
以上が、Adobe Stockの無料素材を取得する一般的な手順です。手続きはこんなに簡単!シンプルですぐに利用可能なので、是非お試しください。
様々な素材の検索方法
Adobe Stockには無料で利用できる様々な素材が揃っています。特に、テンプレートや動画についても無料でも使いやすくて興味深いものが用意されています。
似ている画像の検索: 既に持っている画像から似た画像を検索することが可能です。検索結果画面でカメラマークをクリックすると、入力画面が表示され、その画像に類似する素材を見つけることができます。
タイトル文字を入れるスペースのある画像: ブログのアイキャッチ画像作成などで、タイトル文字を追加するためのスペースがある画像を求める場合、フィルターをかけて検索できるので、「コピースペースのある画像」にチェックを入れて検索することが可能です。
*様々なフィルターで検索可能
無料のテンプレートや動画: 無料素材の中で、さらにテンプレートや動画を探したい場合は、検索結果画面の左にあるアセットメニューを利用できます。ここで画像、ビデオ、テンプレート、3Dなどのカテゴリを選択することで、希望する素材に絞り込むことができます。
Adobe Stockはクリエイティブなプロジェクトに必要な多岐にわたる素材を提供しているため、使いやすくて便利です。無料素材や特定の要件に合わせた検索機能を利用して、より効果的にプロジェクトを進めていくことができます。
取得した画像などの素材は一覧で確認可能
取得したライセンスは、簡単に一覧で確認することができます。手順は以下の通りです。
- 画像を取得したら、右上にある「ユーザー名」をクリックします。
- ドロップダウンメニューから「ライセンス取得履歴」を選択します。
これにより、取得したライセンスの一覧が表示されます。ライセンス取得履歴画面では、ダウンロード済みの素材やライセンスの詳細を簡単に確認することができます。
なお、無料素材の場合は通常ライセンスが適用されます。この画面からは、再度素材をダウンロードすることも可能です。素材にアクセスし、「ライセンス取得済み」の表示がある場合は、再ダウンロードができます。
このライセンス取得履歴画面は、プロジェクトの管理や必要な素材の再利用の時に非常に便利な機能となっています。なぜなら確認が簡便なので、素材の管理がスムーズに行えますね。
ライセンスの種類とクレジット表記について
Adobe Stockでダウンロードして取得した無料素材には、通常ライセンスが適用されます。
通常ライセンスの主な特徴は、一度ダウンロードして取得した素材を商用利用や個人利用、印刷物、ウェブ、ソーシャルメディアなどで広範に使用できることです。このライセンスは一般的に永続的な利用が可能で、再ダウンロードも可能です。
ただし、無料素材においても一部の利用に制限がある場合があります。例えば、素材そのものを販売する場合などは、追加のライセンスが必要な場合があります。
そりゃそうですよね、素材の転売は禁止されています。
無料素材の具体的な利用条件は、Adobe Stockの利用規約や各素材のライセンス情報で確認することが重要です。
また、クレジット表記に関しても少しだけ留意が必要です。
クレジット表記の必要性について
Adobe Stockで取得した素材において、クレジット表記の必要性は素材の種類により異なります。基本的に、無料素材においてはクレジット表記がほぼ必要ないことが一般的です。ただし、一部の特定の素材に関しては例外があります。
クレジット表記が必要な素材には、注意書きが入ります。例えば、エディトリアル専用素材では、「クレジットライン」の注意書きが入ることがあります。これは、素材の上に表示されたクレジットを、使用する際にも同様に表示しなければならないという意味です。
ちなみに、エディトリアル専用とは、ニュースや雑誌などのメディアだけで使える素材のことです。商用や営利目的では利用することはできません。
要するに、エディトリアル専用素材は報道や雑誌での使用を想定しており、そのコンテキストでの表記が求められます。ただし、通常の無料素材に関しては、クレジット表記が不要な場合がほとんどです。利用者は具体的な素材の利用条件を確認し、必要に応じてクレジット表記を行うよう留意しましょう。
まとめ
Adobe Stockは、クリエイティブなプロジェクトを豊かにするための宝庫です。無料素材をダウンロードする際は、通常ライセンスが提供され、商用や個人利用において広範な活用が可能です。しかし、注意が必要なのは各素材の利用条件やクレジット表記です。利用者はAdobe Stockの利用規約と各素材のライセンス情報を確認し、条件を守るよう心がけましょう。
無料素材の利用に際して、再ダウンロードが可能である一方で、素材の再販売やアダルトコンテンツへの利用には注意が必要です。クリエイターとしての倫理観を持ち、利用条件を尊重することが、Adobe Stockを正しく活用する第一歩です。
また、クレジット表記についても慎重に確認が必要です。一部の素材では制作者やAdobe Stockへのクレジット表記が要求されることがあります。これは、制作者の努力やAdobe Stockのサポートに感謝を示す手段であり、正確かつ適切な表記を行うことが、健全なコミュニケーションの一環となります。
Adobe Stockはクリエイターと利用者がお互いを尊重し合い、クリエイティブな世界を共有する場です。その中で、利用者が利用条件を理解し、クレジット表記を丁寧に行うことで、共により良いコンテンツ制作を実現できることでしょう。Adobe Stockの利用は、互いのクリエイティビティを高め、新たな可能性を広げる素晴らしい冒険の始まりと言えるでしょう。
コメント