名古屋名物、名古屋めしの中でも高級グルメ。
それが『ひつまぶし。』
細かく刻んだうなぎをおひつで混ぜる(まぶす)ことが名前の由来のひつまぶし。
おひつからお茶碗に小分けに取って食べるという食べ方も特徴的で、一杯ごとに違う食べ方ができるのも楽しい!
ひつまぶしはそんな名古屋名物です。
ひつまぶしは、よく知られている基本の食べ方以外に、とろろをかけて食べる事があるのを知ってましたか?
ちなみに名古屋出身の僕は知りませんでした…
なんでも名古屋でひつまぶしを提供しているお店の中でも、特定のお店で食べられるようです。
ひつまぶしの基本の食べ方。
食べ物なんて個人の好きなように食べればいいんじゃない?
と思いますが、ひつまぶしの場合は基本の食べ方で食べることが、まずはおすすめ。
おひつの中のひつまぶしを4等分にする。しゃもじを十字に入れて分けちゃいましょう。
1/4ずつ取り分けて、
・1杯目はそのまま普通に食べる。
・2杯目はネギやわさびなどの薬味を乗せて食べます。
・3杯目は薬味と刻みのりを乗せて、出し汁をかけたお茶漬けにして食べます。
・最後の4杯目はお好みで。3杯目までの食べ方の中から気に入った食べ方で食べましょう。
これがひつまぶしの基本的な食べ方。
ひつまぶしの名店のあつた蓬莱軒でもこの食べ方です。
あつた蓬莱軒でひつまぶし&草なぎをキメてきた pic.twitter.com/tsAFC3L3Ei
— PND (@PND_YELLOW) June 30, 2019
おや?とろろはありませんね。
とろろをかける場合の食べ方は?と言いますと、4杯目にとろろをかけて食べるのかと思いきや!
3杯目にとろろをかけて食べるのが正解なんですね。
出し汁のお茶漬けで締める。やっぱり最後はそれがいいですね。
名古屋でとろろ付きのひつまぶしが食べられるお店。
冒頭の方でもふれましたが、とろろ付きのひつまぶしが食べられるお店は限られています。
ひつまぶしと言えばココ!なお店は、老舗あつた蓬莱軒ですが、このお店でもとろろは出てきません。
うなぎ よねー
とろろをかけたひつまぶしが食べられるお店の1店目は、
『うなぎ よねー』
御園座の近くのうなぎ屋さんで、こちらも創業70年という老舗です。
ひつまぶしは、中詰め、松、竹の3種類のメニューがあり、中でもおすすめは、月見とろろが付いた中詰めだそうです。
とろろに使われる山芋は、実は山のうなぎと呼ばれるぐらい栄養が豊富。
御園座の出演者も好んで食べているのかもしれませんね。
うなぎのしろむら
とろろをかけるひつまぶしの2店目は、
『うなぎのしろむら』
しろむらのひつまぶしメニューは、並、特上、特特上があり、ひつまぶし以外にもうなぎ御膳やうなぎ丼もありまして、どのメニューにも追加で、卵黄、とろろが注文できます。
うなぎのしろむらのうなぎは、伊勢神宮外宮にも奉納されている活うなぎ。
このうなぎは、臭みがなく脂が乗っています。
他にもうなぎのしぐれ煮を卵で巻いたうまきなど、このお店ならではのメニューも。
また、名古屋ではありませんが、東京、銀座の飯場でも、とろろをかけるひつまぶしが食べられますよ。
名古屋のうなぎの調理方法。
うなぎの焼き方は、関東と関西で違いがあるのはみなさんご存知かと思います。
背開きで蒸してから焼く関東風と、腹開きで蒸さないでじっくり焼きあげる関西風。
では名古屋のうなぎの焼き方はどちら?
名古屋では関西風の焼き方をします。
じっくり焼いて香ばしいうなぎが、細かく刻むひつまぶしには向いてますね。
関西風は関東の焼き方に食べ慣れている人には、ちょっとかたいと感じるかな?
僕は東京で初めて関東風のうなぎを食べた時には、柔らかくて驚きました!
でも改めて関西風を食べると、うなぎの味が濃厚で、やっぱりこっちの方が好きです。
この香ばしさが、締めのだし茶漬けの美味しさも、また引き立ちますよ。
まとめ。
名古屋名物のひつまぶしには、実はとろろをかけて食べる習慣も一部にあります。
とろろは山のうなぎと呼ばれるぐらい栄養が豊富!
そしてとろろごはんとうなぎの相性も抜群なんです。
食べ方は3杯目に食べるのがおすすめ。4杯目にはだし茶漬けで締めて、最後まで別々の食べ方美味しく食べられる、欲張りな食べ方だと思います。
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