警備員の現場での待遇も、一昔前と比べればかなり良くなりました。
「警備員が水飲んでんじゃないよっ!」
なんて言われる事なんて無くなり、
「警備員さんも大変だねぇ。」
と、現場の職人さんや作業員さんに声をかけてもらう事も多くなりました。
特に工事現場や建築現場の真夏は灼熱地獄!職人さん達も大変です。
昔のような根性論は通じないほど、日本の暑さも一昔前と比べると異常に高くなってますね…
時には命の危険もある熱中症ですから、対策はしっかりしておきましょう。
現場では事故が起きないように、今日も一日安全に。警備員の暑さ対策をお伝えします。
水分と塩分の補給。
熱中症対策は、みなさんと同じく
とにかく早めの水分補給。
喉が渇いたと感じる前に、小まめに水やスポーツドリンクを飲みます。スポーツドリンクの方が望ましいのですが、小まめに水を少し口に含むだけでも全然違います。
理想は経口補水液ですね。
長期の工事現場では、エアコンを効かせて、スポーツドリンクや塩分補給の飴やタブレットが自由に摂取できる部屋を用意してる現場もあります。
こういう現場は助かりますね。
(そうそう出会いませんが…)
でもね、今でも時々あるんです。
警備員が立哨してる横にペットボトルなんかを置いちゃダメな現場…
この場合の多くは、現場監督が厳しいと言うよりも、近隣住民のクレーム対策の事が多いです。
「あの警備員さん、水飲んで休んでたわよ。」
なんてタレコミする人がいるんですね〜。
そりゃ飲みますよ!!!
警備員だって普通の人です。朝からずっと炎天下で立ちっぱなしなんだから、水ぐらい飲ませろよ!
まぁそんな現場では小さいペットボトルをポケットに忍ばせて、こっそり飲むと…現実はそんな感じです…
そんな警備員の夏に役に立つのが、腰に装着できるペットボトルホルダーですね。
外に立つ!警備員の暑さ対策。
現場で最近見かける事が多くなったのが、
送風機が付いた服ですね。
職人さん長袖で暑くないのかな?
と思うと、小型の送風機が服の中に風を送るヤツ。
あれはスグレモノみたいですね。
え?警備員?警備員は制服を着ないと仕事が出来ません…
まぁでも体を冷やすって事が大事ですね。
家から保冷剤を持って行き、ヘルメットの中に入れておいたり、時々首などを冷やすのも効果的。
ヘルメットの冷却インナーもスグレモノですよ。
氷は午前中で溶けてしまいますが…
午前中の暑さも辛いけど、本当に暑さが辛いのが、午後の2時を過ぎてから。
1日の中で1番気温が上がる時間帯ですし、夕方にかけて涼しくなるとはいえ、体力もだいぶ消耗しています。
そこで、午前中にどれだけ体力を温存させられるか!
これがかなり重要なんですね。
なので午前中は保冷剤をヘルメットに入れる作戦と、休憩時間にしっかり休む。
休憩時間はヘルメットやブーツを脱ぎ、衣服を緩める事もしましょう。
エアコンが効いている詰所があれば、そこで過ごし、お昼ご飯をちゃんと食べる。
こうして午後の勤務に備えます。
後は基本的な対策ですが、濡れタオルを使ったり、場合によっては頭を濡らしたり、霧吹きで制服を濡らしたり。
そんな事を欠かさずにやる必要があります。
・休憩時間は衣服を緩めてしっかり休む。
・塩飴をなめる。
・冷却グッズを使う。
・ごはんをちゃんと食べる。
すごく基本的な暑さ対策ですね。
自分の身は自分で守る。
警備員の現場の環境はかなり改善されたとはいえ、みんなが気を使って何かをしてくれる訳ではありません。
先輩の警備員さんは時々アドバイスなんかをしてくれます。
現場によっては、鉄板の上などの暑さが厳しい場所などもあり、
「あそこは暑いから立たないように。」
という事を教えてくれたり。
新任研修の時にも話しがありましたが、熱中症で救急搬送される警備員は、毎年必ずいらっしゃいます。
そうならないタメには、熱中症になりそうな危険な場所を避けたり、先輩に相談したり、少し具合が悪ければ早目に隊長に相談する。
そして熱中症対策を、自分でもしっかりする。
とても基本的な事ですが、暑さ対策を怠らない事が、真夏の警備員という過酷な仕事をするには大切なんですよ。
制服を着てとても暑そうに見える警備員、平気に見えますか?平気じゃありませんから。
基本的な熱中症対策を怠らない事が、警備員という地味で過酷な仕事をこなすためには重要なんです。
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