はい、タイトルに書いたように、ぶっちゃけ誰でもなれるアルバイトの警備員なんですが、始めるに当たってちょっと長くて面倒くさいのが、
新任研修。
警備業法という法律で定められた、4日間で30時間以上の研修を受けなければ、警備員として仕事ができません。
でも安心してくださいね。
この新任研修でも、ほぼ座って聞いてるだけで時給にして1,000円!交通費支給で昼飯付きです。
なんて手厚い待遇なんでしょう。
仕事としてしっかり守られ、確立されているのが警備員というお仕事なんですね。
では僕も受けた、交通警備員になるための新任研修の内容を教えましょう。
基本教育と業務別教育。
研修の内容は大きく分けて2つです。
- 基本教育15時間
- 業務別教育15時間
です。それぞれを2日ずつ受ける訳ですね。
ですが、連続した4日間である必要はありません。4日間続けて受けられなくても大丈夫。
ちょっと時間がかかってしまいますが、内容が被らない日程を選び、何週間かに分けて受けてもかまいません。
基本教育
基本教育はその名の通り、交通警備・施設警備・雑踏警備のいずれにも共通する警備員の基本的なことを学びます。
主に警備業務にまつわる法律的な事ですね。
中でも最も重要なのは、警備員の基本理念。
“警備員には権限が無い”という事と、“安全産業である”という2点を重点的に教育されました。
警備員は警察官と違い、何の強制力も持ちません。第三者の協力を得ながら、依頼主の現場の安全を守るのが仕事なんですね。
なので、現場と直接関係の無い事には首を突っ込まず、依頼主の現場に携わる人とその周囲、それからそこを通る歩行者や自動車の安全を確保するように警備に当たるということ。
これはどの種類の警備員にも共通する事ですね。
業務別教育
ここでは僕が受けた交通警備員に関する業務別教育について書いていきます。
やはり座学を中心に、道路交通法や、工事現場や建築現場において必要な知識を学びます。
道路交通法において、道路は円滑に流れていなくてはいけない事。それに車の運転手には、安全で円滑な運転をする義務がある事。
このような法律上、やはり余計なところでの警備は禁物。
何かあった時には業務上の責任を問われる事にもなりかねません。
現場以外の場所では、車の運転手の責任に任せておくべし!なんですね。
警備員の研修の実際(体験談)
4日間で30時間以上、そのほとんどが座学である研修ですが、僕が受けた実際の研修はそれほど堅苦しい物でもありません。
雑談や、教官の体験談を交えながら、警備員としての心構えや、潜んでいる危険などを、時には面白おかしく話してくれました。
教官ご自身が警備員になった経緯や事情なども面白かったです。
1日8時間で4日間は、はっきり言って長いです。
でも給料も研修後すぐに貰えるし、研修が終われば、晴れて警備員として仕事ができるようになります。
警備員の研修の給料。
研修中の給料について、もう一度おさらいしましょう。
研修中の給料は最低賃金以上。
という事が、これまた法律で定められているんですね。
その元で、時給1,000円、お昼ご飯と交通費を支給という条件を設定している警備会社が多いです。
(ごくまれにですが、研修だけ受けてその後は連絡が取れなくなる輩も居るそうです。)
それから入社祝い金を準備している会社がほとんどですね。これも警備員のアルバイトの魅力でしょう。
このような、いわゆる厚待遇で、警備員になるための障壁はかなり少なくなっていると思います。
警備員の研修のまとめ。
警備員として仕事をするには、例え短期のアルバイトでも4日間で30時間の研修を受けなければなりません。
内容は各警備員に共通する警備員の原則などの基本教育15時間と、専門的な教育を受ける業務別教育を15時間。
長くてちょっとしんどい研修ですが、給料も出ますし昼食、交通費も支給されます。
教官の体験談も交えたお話し、それから何かあった時、事故などに遭遇した時の対処法や警察への連絡方法なんかは私生活でも役に立つような知識ですね。
落し物を拾う時の注意点なんかも教えてもらいました。
他には警備員の基本姿勢や基本動作(敬礼や回れ右etc…)。これはあまり役に立たないかな?
後は現場で覚える事。研修で教えてもらった事と違う事や、教えてもらわなかった事も沢山ありますが、先輩警備員や会社の人に気軽に尋ねられます。
新人だと知れば、丁寧に教えてくれる人も多いです。
研修、そして実際に現場に出れば、すぐに仕事にも慣れる事ができますよ。
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