韓国料理と言って思い浮かべるのは辛い物。キムチやトッポッキ、それから韓国のりとか?
確かに辛い料理も多いけど、逆も然り、さっぱりしていて美味しい料理もたくさんありますよね?
その一つが、友人の母(韓国系)にご馳走になったプゴクっていうスープ。
このプゴクの素になるのがタラを干した物。
これがカルディでしか売っていないので、いつもカルディで買っているそうです。
韓国スープ用カルディのタラの干物。
干し鱈というと通常サイズの干物のようですが、プゴク用のタラは意外と一匹一匹は小さく、手のひらに乗る程度の大きさです。
無論、水につけると多少大きくなります。
おすすめはこの干し鱈ともやしのスープです。
これが基本のプゴク。
干したタラは、普通の鱈と違って噛み応えがあり、スープなのにおなか一杯になれる!という韓国料理。
カルディでも韓国料理関係のコーナーに、トッポギや韓国のりと同じくちんまりと置かれている程度で、いつもあるわけではないのですが、オンラインショップで取り扱いがあるので助かります。
この韓国の「북어국(プゴク)」、または「북어탕(プゴタン)」として知られる干しタラのスープについてですが、これはどんなスープなのか解説していきます。
プゴクの特徴と調理方法
- 主な材料: プゴクの主な材料は干しタラです。これは塩漬けにされたタラなんですが、日本語で言うところの干し鱈に似たもので、カルディで販売されているものはプゴク用に特別に加工されています。
- 出汁と調味料: プゴクは干し鱈の出汁をベースに、タマネギやジャガイモ、ニンジンなどの野菜と共に煮込まれます。調味料としては、韓国の唐辛子の粉やニンニク、しょうがなどが使われることがあります。
- 風味と食感: 干しタラは長時間煮込むことで、柔らかくなりながらもその深い旨みを出します。スープは濃厚で、魚の風味と野菜の甘みが調和しています。
- 体を温める効果: 韓国では、プゴクは体を温める効果があるとされ、特に寒い冬の季節に愛される料理です。
プゴクの歴史と背景
プゴクの起源は古く、朝鮮半島での長い歴史があります。昔から漁村で広く食べられていた料理であり、その歴史的なルーツは海産物を利用した伝統的な料理文化に根ざしています。
韓国の各地域によって、プゴクのレシピや調理法に微妙な違いがあります。北朝鮮風のプゴクやソウル風のプゴクなどがあり、地域ごとの特色があります。
韓国料理の中でプゴクは、体を温める冬の食事として重要な位置を占めています。家庭料理からレストランまで幅広く愛され、特に朝食や風邪を引いたときなどに食べられることが多いです。
プゴクは韓国の伝統的な干しタラのスープであり、その濃厚な味わいと体を温める効果から、多くの人々に親しまれています。地域ごとに微妙な違いがあるため、様々なバリエーションが楽しめる料理です。
冬におすすめ!体が温まるスープのプゴク。
韓国の伝統的な家庭料理、プゴク(プゴグッとも呼ばれる)は、干しスケトウダラ(プゴ)を使ったあっさりとしたスープです。手軽に作れるレシピをご紹介します。
簡単プゴクの作り方(1人分)
材料:
- 干しタラ(プゴ):8~10枚(2cmに切る)
- 水:300ml
- ダシダ:小さじ2~3杯(お好みで調整)
- もやしやタマネギやジャガイモ、ニンジンなどの野菜
手順:
- 鍋に水を入れ、ダシダを加えて火にかけます。
- 沸騰したら、切った干しタラを加えます。
- 再び沸騰したら、
- 野菜も加えて中火で約5分間煮込みます。干しタラが柔らかくなるまで煮込みます。
ポイント:
- 干しタラは予め水で戻しておくと、柔らかく仕上がりますが、このレシピではそのまま使うこともできます。
- 鍋が沸騰したら、火を中火にして煮込みます。過度な沸騰は干しタラの食感に影響しますので、弱火でコトコトと煮込むのがおすすめです。
この簡単なプゴクのレシピで、韓国の家庭料理の風味をお楽しみください。
この友人のご家庭では、冬場だと1カ月に3袋は必要になるそうで、近くの店舗の存在が本当にありがたい!と言ってます。
店員さんに聞くと、入荷日も教えてくれますので、それに合わせて買いに行ったり。
カルディはそういう親切も助かりますね。
似たようなものだと他にも小魚の干物はいくつか置いてあるようですが、日本では見かけないこのタラの干物が1番で、これが無いとプゴクは作れないそうです。
干物のよいところは当然日持ちするところなわけですが、中でもこのプコグは袋が小さいので、場所を取らず、使い切りに向いています。
このスープ、体が温まりますよ!おススメです。
プゴク用の干しタラの値段。
このプゴク用の干しタラのお値段は
247円。
お試ししても全然気にならない値段ですね。
原材料もタラと食塩のみ、干したタラから出る旨味が、プゴクの決め手です。
入れる具材が家庭によって違うみたいですが、作り方は同じく韓国の味、ダシダを使えば簡単。
もやし、ネギ、豆腐などの具材と、軽く水で戻した干しタラを煮込むだけ。
お好みで塩胡椒、醤油、唐辛子で味付けしても良いです。
更に、干したタラはアミノ酸が豊富で、美肌大国の韓国の女性の美を支える美肌スープとも呼ばれるみたいですよ。
あまり知られていない地味〜なカルディの食材ですが、プゴク用の干しタラは、本場の人に欠かせない隠れた名品です。
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