小学校での支給最多のChrome bookとは?特徴をわかりやすく。

小学校のChromebookに関する記事。

季節は春、4月から小学生になる子供がいる家庭では準備に追われているかと思いますが、ギガスクール構想によって小学生にはパソコンが支給されるようになりました。

小学校で支給されるパソコンはChrome bookが最多のようで、僕の子供の小学校でもChrome bookです。

パソコンに詳しくない人にとって、Chrome bookって何?という疑問があるのは当然だと思います。

そして子供が最初に触れる事になるであろうパソコンですので、Chrome bookがどんなものなのか?そして他のパソコンとの違いはどこか?なども親がある程度は理解して説明ができた方が良いと思います。今回はChrome bookについて、親として知っておきたい特徴を見ていきたいと思います。

Chrome bookとは?

そもそもChrome bookとは何か?という事ですが、一言で言うとGoogleが開発したChrome OSを搭載したパソコンです。

パソコンのOSというとWindowsとMac OSが一般的ですね。

これらと比較した時のChrome bookの特徴は動作が非常に軽いという事。

同じく スマホやタブレット用のGoogleのOSのAndroidに近いと思っていただくとわかりやすいかもしれません。

Chrome bookでできる事とできない事。

Chrome bookで使えるアプリ(ソフト)はGoogle playのアプリです。

一般的なWindowsやMac用のソフトウェアを使う事ができないので、僕のようにPhotoshopなどを使いたい場合にはChrome bookでは無理です。

とはいえGoogle playには100万を超えるアプリが揃っていて、一般的な使い方なら困る事はないでしょう。

Chrome bookはGoogleのOSなので、Androidスマホでお馴染みのGoogleアプリは最初から搭載されていて、購入したらすぐに使えるのも魅力的ですね。

大人としては気になるOffice系のソフトはどうでしょう?

OfficeはWindowsと同じMicrosoftのソフトなので、Windowsパソコンと全く同じように使う事はできません。

WordやExcelのファイルは、互換性が高いGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシートを使えば問題なく閲覧・編集が可能ですし、Wordや Excel形式で書き出す事もできます。

Chromeのブラウザで開くだけでも同様な事が可能ですね。

ただし、互換性が高いと言っても若干の文字や書式のズレが起こりますのでご注意を。

安全?Chrome bookのセキュリティ

子供が使うとなると、これまた心配なのがセキュリティの面。

安心してください。Chrome bookはサンドボックスと呼ばれる制御方法で、WEBページとアプリは隔離された状態で動作します。

万が一Chrome bookでインターネットに接続し、ウィルスに感染したWEBページを開いたとしても、その他の要素に影響される事はなく、パソコンがウィルスに侵害される事はありません。

セキュリティ面でのアップデートも自動で行われ、常に最新の安全対策で守られています。

Googleの技術によって、ウィルス対策として別のセキュリティソフトを導入する必要も無く安全を保てます。

子供にはさらにGoogleファミリーリンク!

13歳未満、つまり小学生の子供には、Googleファミリーリンクを設定できます。

Googleファミリーリンクを設定して、親のスマホにアプリをインストールしておくと、保護者によってChrome bookのパソコンの使用を制限する事ができます。

具体的にはアプリをダウンロードしようとした時に通知が届いて許可・ブロックの選択ができる。

利用する時間の上限の設定、おやすみ時間の設定ができる。

外に遊びに行く時や食事の時間など、使わせたくないタイミングでロックがかけられる。

位置情報の取得ができる。

親が許可した特定のサイトしか見られないようにする事もできますし、子供がパソコンを利用するのを制限したり監視することができるので、目を離して子供だけにパソコンを触らせても安心です。

15ギガまで無料のストレージが利用可能。

Chrome bookを使うにはGoogleアカウントが必要になります。

WindowsならMicrosoftのアカウントが必要なのと同じですね。

ご存知の方も多いかと思いますが、Googleアカウントでログインすると、無料で15ギガのクラウドストレージが利用できますし、Googleドライブで共有ファイルを開く事もできます。

15ギガというと今時少ないと感じるかもしれませんが、写真や動画を大量に保存しないのであれば問題ないでしょう。

通常のファイルやWEBページの保存であれば充分な容量ですし、オフラインでの作業も可能で、ネットに繋がった時にクラウドデータも自動更新されます。

Chrome Bookとタブレットと比較。

小学校の中には、Chrome bookではなく、iPadを支給する学校もあるようですね。Apple社のデバイスも使いやすくて安心なのですが、かといってMac bookを小学生に支給する訳にもいきません。

学校側として支給するパソコンの選択肢の中では、やはりChrome bookが最多となっています。

次いで2番目に多いのがiPadとなるんですが、じゃあAndroidのタブレットでも良いんじゃない?

とも思いますよね?普段からパソコンをよく使っている人から言わせてもらうと、タブレットとパソコンは全く別物。

やはりマウスを使ったりキーボードで文字を入力するパソコンは、操作感も違えば作業効率も全く違ってきます。

複数のウィンドウやタブを開いてマルチタスクの作業もできた方が良いですよね?

スマホやタブレットも便利で高機能になったので、僕も仕事でも活用しています。

Chrome bookはおまけにタッチスクリーンにも対応しているのでタブレットのようにも使えます。

子供に持たせるのにおすすめのChrome book。

Chrome bookとは何か?Windowsとの違いは?タブレットとの違いは?という点について見てきましたが、特徴としては起動も動作も早く、価格も安い。

その理由は作業の大半をブラウザ上で行っているためで、CPUもそれほど高性能ではなく、メモリも少なく済むからです。

大人にとっても魅力的なChrome bookは、

2021年7月時点の端末支給率は約76%。すでに支給された人のうち、「子供が学校から支給されている端末がどのようなものか知っている」と回答したのは69.1%だった。支給された端末は、「Chromebook(Chrome OSのパソコン)」46.5%がもっとも多く、「iPad」32.8%、「Windows」20.7%が続いた。一方、「支給されたことは知っているが、何を使っているのかわからない」という回答も約3割あった。

こんなデータもある通り、小学校で最も多く支給されているパソコンであるにも関わらず、どんなものかよくわからないという保護者が多いんですね。

さらに小学校で支給されるとはいえ、毎日持ち帰る子供は少ないというデータもあります。

保護者としてもChrome bookがどんなものかを理解したり、家でも子供に小学校と同じようなパソコンを触らせたい場合は、購入を検討する事になりますね。

子供にも自由に触らせるとなると、大切なのは壊れにくい。つまり堅牢性です。

その点を踏まえて、子供の小学校に合わせて購入する時におすすめのChrome bookをいくつかご紹介いたします。

DELL Chrome book 3100

DELLから販売されているChrome book 3100は、米国国防総省が規定する軍用品の耐久性能に対する調達基準「MIL-STD規格」に準拠しているだけでなく、DELLの独自の子供向けの堅牢性テストも行っています。

学校の床を想定して、高さ76センチからコンクリートの床に落とす。340mlの水をこぼす。それでも壊れないという結果を出していますし、キーボードのキャップは外れない構造になっているので、好奇心旺盛な低学年の子供のいたずらにも耐えられそうです。

サイズは一般的な11.6インチでコンパクトなのでランドセルにも入って壊れにくく、小学生にピッタリです。

ASUS Chromebook CX1

ASUSからはASUS Chromebook CX1。

こちらはご家庭で家族で共有して使うのにもおすすめな、画面サイズ15.6型のChrome book。

MIL規格(MIL-STD-810H)に準拠している他、独自の落下テストや振動テスト、温度テストなどをクリアした堅牢性。

15.6インチの大画面ながら、重さ1.8kgの軽量・薄型で持ち運び可能ですが、どちらかというと家の中で家族みんなで使うのに、自宅学習のオンライン授業にもおすすめです。

Acer Chromebook C871T

Acer Chromebook C871Tは12インチのノートブック。

最近は16:9のワイド画面サイズが一般的ですが、こちらは3:2。縦に広い画面なのでスクロールが少なく済み、webページやpdfファイルの全体を確認しやすくなっています。

壊れにくさも高さ約122cmからの落下衝撃にも耐えるMIL-STD 810G準拠のタフな設計。こちらは排水機構により、キーボードに最大330mlの水をこぼしても内部機器を守る構造になっています。

日本人向けな仕様でおすすめのChrome bookです。

パソコンを選ぶときに考えることは何をしたいか?

です。使用する目的によって、スペックやOSを選択する必要があります。

今回は小学生が自分でも使えるような、いわゆる入門用・子供用としてなので、動作が軽くて安全なChromebookについての解説と、合わせて壊れにくいパソコンもご紹介してみました。

ギガスクール構想によってパソコンの授業やプログラミング学習が今後どのように進んでいくのか、まだ未知な部分も多いと思いますが、子供に遅れを取らないよう、そして遅れさせないようにするのも親の役目かもしれませんね。

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