新年度が始まり、確定申告の季節が巡ってきましたね。
フリーランスで働くクリエイターの皆さん、特にお給料が報酬形式の方々は、確定申告に関する悩みがつきものです。収支内訳書を作成し、経費を種類別に仕分けして申告書を作成する作業は、中々ややこしいものです。
例えば、交通費、接待交際費、通信費など、経費をどの項目に計上すれば良いのか悩んでしまうこともあるでしょう。
そこで、今回はフリーランスクリエイターにとってありがちな経費に焦点を当て、具体例を交えてお伝えします。私自身が個人事業主として確定申告を行っている経験から、e-taxを利用した電子申告やマイナンバーカードを使った申告など、スムーズに行う方法もご紹介します。
特にAdobe(アドビ)製品を購入した場合の勘定科目や仕訳についても触れてみましょう。これらの情報が、個人事業主やフリーランスの皆さんがAdobeの料金を経費計上する際に役立つことを願っています。
確定申告がストレスなく進むよう、しっかりとした経費の計上を心がけましょう!
何色申告にする?書類の選び方は?
青色申告には、所得から差し引かれる控除の金額が増えたり、いろいろとメリットもありますが、まぁ大体の人は白色申告ですね。
e-taxの作成画面では、事業所得がある人という事で、まずは給与・年金の方ではなく、
それ以外の所得がある方。
を選択しましょう。給与・年金所得の人の申告書には、収支内訳書の作成がありませんので、経費の計上などができません。
それ以外の所得がある方を選んで申告書を作成してください。
フリーランスでもAdobe ccの料金は経費にできる!
お仕事においてAdobe製品を使用する場合、その料金は経費に計上可能です。これは、個人事業主やフリーランスの方が事業所得や雑所得を得るために行う支出として認められています。
Webデザイナーやイラストレーター、動画編集などを通じて収入を得ているフリーランスの方々は、PhotoshopやIllustrator、Premiere ProなどのAdobeサービスを頻繁に使用することが一般的です。特に、Creative Cloudコンプリートプラン(Adobe CC)を契約している方も多いでしょう。
これらのAdobeのアプリケーションを使用して売上を上げるために必要な費用は、しっかりと経費計上して節税効果を最大限に活かしましょう。本業や副業においても、必要な支出は確実に経費として取り込んで、収支をバランスよく保つことが大切です。確定申告の際には、これらの経費がしっかりと認識されるように心がけましょう。
経費としての勘定科目は何費で書く??
Adobeの製品を購入する際には、基本的に以下のような勘定科目を使用します。
1. 通信費
2. 支払手数料
3. 消耗品費
Adobeの製品は、主にサブスクリプション契約が一般的です。これは、月や年単位で料金を支払いながらサービスを利用する形態です。サブスクリプション契約をする場合は、通信費や支払手数料の勘定科目を使用して適切な会計処理を行います。
ただし、一部のAdobe製品は買い切り版も存在します。例えば、「Premiere Elements 2023」や「Photoshop Elements 2023」などがその一例です。これらの商品を購入する場合は、消耗品費の勘定科目などを使用します。
消耗品費は、10万円未満の経費を処理する際に使われる勘定科目です。この範囲内であれば、パソコンで使用する製品だけでなく、パソコン自体も消耗品費として処理します。
Adobe製品の購入に際して、これらの勘定科目を正しく活用することで、確定申告や経費計上がスムーズに行えるでしょう。
その他のよくある経費の仕分け。
その他にも、クリエイターとしてよくある経費の仕分けについていくつかのポイントがあります。
1. パソコンの購入:
– 10万円以内なら消耗品費。
– 10万円以上の場合は固定資産となり、減価償却費として4年に分割して申告。
2. 本や雑誌の購入:
– 新聞図書費になります。仕事に関連するものであれば、漫画であっても新聞図書費に計上可能。
– 勉強や仕事の準備のために購入した本は研究費として仕分け可能。
3. 有料のオンラインセミナー・Webセミナー:
– 研究費や教育費に計上可能。
4. サーバー代やドメイン代:
– Webサイトやブログの運営目的により異なる。
– 仕事をもらうために運営している場合は広告宣伝費に。
– ブロガーが自分の収入のために運営している場合は通信費に含まれる。
これらの経費を計上する際には、領収書やレシートとともにメモや資料を残すことが重要です。特に接待交際費などの細かい項目において、参加人数や場所、目的などの情報を含むメモは役立ちます。
確定申告の際には、経費の仕分けに神経質になる必要はなく、お金の使用目的が説明できるようにしておけば問題ありません。逆に、細かく仕分けしすぎると分かりにくくなるため、わかりやすい形で記録を保管することが大切です。
領収書やレシートと一緒にメモなどを残す事が大切。
さて、ちょっと細々とした解説をしましたが、実は確定申告の収支内訳書に記入する経費の仕分けは、実はそれほど神経質に考える必要はありません。
パソコンの購入代金などのように決まりがある項目以外は、例えば電車賃を通信費にしてしまうようなトンチンカンな分け方をしなければ、何のために使ったお金なのかを説明できるのであれば問題ありません。
そのためにはレシートや領収書とともに、メモや資料を保管しておく事です。
例えばフリーランスにとってバカにならない接待交際費ですね。
飲み会でも構いませんが、参加人数やお店、そして何のために?とか話した事の内容を書いたメモがあるとベストですね。
お金の使用目的が仕事に必要だとわかれば、本の購入なんかは研究費でも教育費でもどちらでも大丈夫です。
あまり細かく仕分けすると、自分でもよく分からなくなってしまいますからね。
自分で後から説明できるよう、わかりやすく仕分けする事の方が大切ですよ。
まとめ。
自宅を仕事場にしているフリーランスのクリエイターの確定申告。
ややこしい経費の仕分けと勘定科目についてお伝えいたしました。
あくまで僕の場合で、今まで大丈夫だった事も含めて書いています。
ですが、収支内訳書の勘定項目は自由に書く事もできます。ソフトのサブスク費とかでも税務署の人にもわかりやすいような気もしますし、自分でも説明しやすそうですね。
クラウドストレージなど、サブスクのサービスはどんどん増えていますので、何費か?の書き方もどんどん変わるかもしれませんね。
他にも場合によっては、部屋の蛍光灯とかの日用品も経費になります。例えば1部屋分に使った日用品だけは消耗品として経費にするとか。
プリンターのインク代とかもバカになりませんからね。
忘れずに経費として計算しましょう。自宅で働くフリーランスの場合、経費に含む事ができるものは意外と多いです。
でも、経費を増やして節税し、還付金がある人は多くもらいたい気持ちもよくわかりますが、何でもかんでも経費にしてやりすぎないように、ルールの範囲内で自分で説明できるようにしておきましょう!
チェック!
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