仕事帰りの疲れた電車の中、気がつけばウトウトと眠い…
電車で寝るというのは、実は日本人の特技で、外国人から見ると、
どうして日本人は電車で寝るの?
と疑問になるそうです。これは日本は安全だからこそでもありますね。
ぶっちゃけ、電車で寝るのは凄く気持ちいいです。
・何故そんなに気持ちよく眠れるのか?
・電車で快適に寝る方法は?
・寝過ごさないためにはどうすれば良い?
眠くなる理由や、どうせなら快適に寝る方法を考えてみましょう。
電車に乗ると眠くなる理由。
電車に乗ると眠くなるのは、電車の揺れと大いに関係があります。それはみなさんお気付きだと思いますが、
よく寝る区間や路線ってありませんか?
東京工業大学の伊能教授によると、1ヘルツ(1秒間に1回の振動)の低い周波数が、人間を眠りに誘い、ウトウトと眠りやすくなるそうです。
なので、その周波数が発生している路線や区間が、特に眠くなりやすいようですよ。
研究室で機械的に揺らす装置を製作して実験した結果、1Hz程度の低い周波数を含む揺れが眠くなりやすいことが示されたと伊能教授はいいます。「1Hz」とは1秒間に1回振動すること。電車の揺れはこの1Hz程度の振動を含んでいることが多く、そのため眠りを誘いやすいことが分かったのです。
それに加えて、満員電車の場合は酸欠が原因かもしれません!
疲れている時や寝不足が重なって、この周波数の揺れが加わると寝るのは必至です。
電車で眠くなる現象の名前。
もう一つの理由は馴化という現象。
単純な刺激を繰り返し受けることが眠気を誘う事を、馴化と言います。
車の助手席も、適度な揺れに加えて道路の中央線が流れてくる景色など、単純な繰り返しの刺激が脳に入ってくるので、やっぱり馴化で眠くなるんですね。
夜は布団の中でなかなか寝れないのに、電車の中や車の助手席ではすぐに寝れたりしませんか?
中には電車が貴重な睡眠時間という人もいらっしゃいますね。
自宅の布団であの揺れを再現できないものかな?と思いますが、そんな研究も実は進んでるみたいですよ。
降りる駅で寝過ごさない方法。
電車に乗って、眠くなる理由は、低周波による振動と、馴化という現象だと言う事がわかりました。
だとすると、座ってしまったら寝るのを避けるのは難しい事ですね。
電車で寝過ごさないタメには、寝ない!というのが1番の方法ですが、席が空いていたらやっぱり座りたいですよね〜。
なので寝てしまっても寝過ごさない方法を考えてみましょう。
やっぱりスマホのアラームをかけるのが1番身近で手取り早いです。
寝過ごし防止のためのアプリも多数ありますね。イヤホンによるアラームとか、位置情報を利用した目覚ましアプリなどなど。
バイブ機能を利用した寝過ごし防止アプリやアラームの場合、ただセットしておくだけでは、気がつかない場合もありますね?
できれば、ポケットやカバンに入れるのではなく、手に持っておきましょう。
この場合にはスマホを落とす心配がありますので、スマホの落下防止にホルダーを利用すると安心です。
迷惑をかけない快適な寝方。
さて、寝過ごさない対策もしたし、どうせ眠くなるんだから、もう電車に乗ったら最初から寝る気で寝ちゃいましょう!
その方が無駄に後悔しないで済みますから。
その場合、隣に座っている人にもたれかかって迷惑をかけないようにしましょう。
なるべくそうならないように、最初から寝る気で、安定して自分も快適に寝られる座り方をしてください。
- まずは真っ直ぐに腰掛け、上着の裾などで滑らないように上に避けます。
- お尻は背もたれから拳一つ分離し、背中の上側に荷重がかかるように。
- 足は肩幅ぐらいに開き、腕は組まず、膝の上。
これが電車で寝てしまっても、出来るだけ左右に揺れない為の寝方です。
みなさんも試してみて下さいね。
まとめ。
電車で寝れる理由は、1ヘルツの低周波の揺れと、単純な刺激による馴化。
電車で寝るのは、科学的にもしょうがない事なんですね。
どうせなら快適に、人に迷惑をかけないように寝て、疲れを癒してください。
スマホのアラームも忘れずに。
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