お祝い事に欠かせないごはんと言えば、赤飯ですね。
七五三の日に赤飯を食べるご家庭も多いと思います。
赤飯は自宅で炊きますか?それとも買ってきますか?
え〜、正直僕自身も、赤飯に入ってる豆って小豆(あずき)だと決めつけていました…本当は違うんですね…
七五三で赤飯を食べる意味。
七五三に限らず、お祝いの時によく食べる赤飯ですが、何故お祝いの時に赤飯を食べるのか?
お察しの通り、縁起の良い赤色をしたごはんだからですね。
赤い色には、縁起の良さの他にも、もう一つ意味があります。
昔から赤い色は邪気を祓うと言われ、魔除け、厄除けの意味としても赤飯はお祝い事の時に好まれる料理なんです。
神社の鳥居も赤い色をしているのはそのためなんですね。
邪気を返して福が来るという意味で、赤飯をお葬式や法事の時に食べる地域もありますよ。
七五三で炊く赤飯に使う豆は何?
赤飯のお豆ってあずきじゃないの?
これです。問題は。
赤飯に入ってる豆、僕は完全に小豆だと思っていて、それ以外のお豆は考えた事がありませんでした!
で・す・が、
あのお豆、ささげという豆だったんですね…
赤飯に小豆が使われない理由は、江戸時代、炊くとパカっと割れてしまう小豆の様子が、切腹や腹を切られる様を連想させる事から
縁起が悪い!
と嫌われたからだそうです。
まぁ江戸時代じゃないから、今は小豆でもかまいません。(という事にしておきます。)
逆にささげという豆を使う理由は、ささげ豆の語源にあります。
ささげ豆の名前の由来は、「神に”ささげ”る物」という意味だから。
この意味を考えると、お祝い事の時の赤飯はささげを使うべきかな?とも思いますが、ささげを使う地方は主に江戸幕府があった関東地方です。
その他の地域の赤飯の豆は、意外とバラエティ豊かなのでちょっとご紹介いたします。
地方別 赤飯の豆。
全国的に赤飯に入っている豆の種類を見てみると、千葉県で落花生、北海道では甘納豆、長野県では大きい花豆、福井県では里芋などなど…
ささげを使う料理って赤飯ぐらいしかありませんし、値段が高くてあまり売ってもいないお豆なんですよね。
それに小豆とささげの味を比較した場合にも、小豆を使った方が柔らかくて美味しいので、現在は関東地方でも、一般的には小豆を使うのが赤飯となっています。
縁起物なので縁起を担ぐならささげ豆を。
赤飯のお米はもち米?白米?うるち米?
続いて赤飯に使うお米についてです。
赤飯に使うお米は、もち米100%が本来の赤飯。
うるち米を何割か混ぜる赤飯レシピも多いのですが、
ではうるち米って何?
と思いますよね?
うるち米とは実は普通のお米の事。
コシヒカリとかササニシキとかあきたこまちとかゆめぴりかとか、全部うるち米です。
これに対して白米とは、精米されたお米の事で、精米されているならば、うるち米ともち米の両方を指してるんですね〜。
赤飯一つを炊こうと思っただけで、色々と知らない事が多いです!
赤飯のうるち米ともち米の割合
さて、赤飯を炊く時のもち米とうるち米の割合ですが、美味しくて1番のおすすめは、
お米が1に対してもち米を2にする割合。
赤飯を2合炊く場合、2カップは360ccなので、お米ともち米は120cc:240ccです。
ちょっと計算がめんどくさいですね…
3合なら単純にうるち米1合、もち米2合の割合で計算も簡単。
わが家は2合炊きたいので…もち米とうるち米を1合ずつの1:1の割合で作りました!
でも食べやすくて美味しかったですよ。
井村屋さんのレシピが参考になりました。
ちなみにもち米だけで炊いた赤飯は、ちょっと硬めで子供やお年寄りには食べづらくなります。
もち米だけの赤飯を赤飯おこわと呼び、呼び方を使い分ける場合もあります。
七五三に美味しい赤飯のまとめ!
縁起物でもありますので、入れるお豆は絶対ささげ豆!使うお米はもち米100%!の人もいるでしょう。
ですが、美味しくて子供にも食べやすい赤飯となると、豆は小豆、普通のお米を3〜5割ぐらい混ぜるのが良いと思います。
1:1の割合でも十分美味しかったですよ。
それに準備や着付けなどで、ただでさえ忙しい七五三ですからね。
家で赤飯を炊くなら、市販の赤飯の元を使うという手もあります(はい、実は自分のことです。)
多めに炊いて七五三のお祝いのお返しの内祝いとして、来てくれた人に持って帰ってもらうのも風習の一つ。
一緒に氏神様の神社に来てくれた嫁のおじさんに持って帰ってもらい、かなり好評な出来栄えでしたよ。
子供も喜んで食べたので、お祝いに限らず時々この赤飯の素を使って炊いてます。
チェック!子供の知育玩具はプロに選んでもらいましょう。
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